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公害防止管理者 有資格者のニーズ(需要)について

 公害防止管理者受験対策 kougai.netのホームページを作成していて、『実際「公害防止管理者の有資格者」の必要性はどれくらいあるのだろうか?』と思っていました。そこで、色々調べてみて興味深い資料を発見しました。


 その経済産業省の資料によると、『これからは、公害防止管理者のニーズ(需要)が高くなる』との考え方が示されていました。その理由はというと、公害防止管理者有資格者の人材枯渇のためです。


 以下、経済産業省の資料より引用
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実務を担う人材の不足(環境分野における2007 年危機):2009 年には公害防止管理資格者52 万人が半数に
国家資格である公害防止管理者は、製造業(物品の加工業を営む)、電気供給業、ガス供給業、熱供給業のいずれかの業種に属し、ばい煙発生施設、特定粉じん発生施設、一般粉じん発生施設、汚水排出施設、騒音発生施設、振動発生施設、ダイオキシン類発生施設のいずれかを設置している「特定工場」では、公害防止組織の設置が義務付けられており、公害防止管理者の選任が義務づけられている。
これまで公害防止管理者が、わが国の環境問題への対応において実務を担ってきたが、1970 年以降の資格取得者の減少とともに、1980 年代は30 歳代が中心であった資格保有者層が、2009 年には50 歳代半ばとなり、毎年3万人ずつが定年により退職し、人材の枯渇が叫ばれている(図2-1)。




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 以上のことからもわかるように、公害防止管理者の有資格者の多くの部分を占めている年代が50代で、定年をむかえることが近づいてきているようです。公害防止管理者の有資格者は年齢が若くなるほど少なくなっています。そのため、このままだと公害防止管理者の有資格者の多くが定年を迎え、人材が足りなくなる恐れがあります。


 ということは、今すぐにということはないかもしれませんが、長い目で見れば公害防止管理者のニーズ(需要)は非常に高いといえるのではないでしょうか!!
 特に20代〜30代の若手の方は、今から役に立つ資格の1つと言ってもいいかもしれません。公害防止管理者の資格を持っていれば、転職のときに役立つかもしれません。
 また、学生の方にとっては、就職活動をする上で武器となる資格の1つでしょう。


*この記事の主な出典は『経済産業省 関東経済産業局』の研究成果の資料(リンク←リンク切れに注意)です。公文書と思われるので転載は自由と解釈していますが、著作権的に問題があればご一報ください。適切に対応します。


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