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第66回 電気自動車はお買い得?? | ||
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さて先日、日産が電気自動車「リーフ」の予約受付を開始したというニュースを耳にしました。予約受付を2010年4月1日から始め、12月に発売になるそうです。車両価格は376万円からで、国の補助金を差し引くと実質で299万円からになるそうです。詳しくは日産自動車のホームページをご覧ください。 先立って法人などに販売を始めていた三菱自動車の「i-MiEV」も2010年4月1日に個人向けに販売を始めました。車両価格は398万円で、こちらも国の補助金114万円を受けると実質で284万円になるそうです。詳しくは三菱自動車のホームページをご覧ください。 私はいくら国の補助金を受けても、やはり電気自動車の値段はまだまだ高いイメージを持ってしまいます。 それでも、ガソリン車と比べると燃料費はかなりお安くなるみたいで、「i-MiEV」のよくある質問コーナーで1回の充電にかかる電気代は約400円〜500円だそうです。もちろん、電力会社のプランによっては更に安くなる場合もあるそうで。 例えば夜間電気料金を使って充電すれば160円程度で充電も可能になります。 (ちなみにこの計算は中国電力のエコノミーナイトで23:00〜8:00までの間に充電すると仮定して計算しました。 1kWhあたり9.62円でバッテリー容量16kWh 9.62×16=153.92円≒160円) AC200Vの電源を使用すれば7時間あれば満充電できるそうなので、夜間電気料金の間で満充電が可能になります。 ということで、早速どれくらいで電気自動車を購入したらガソリン車を購入した時よりもお得になるのか検証してみました。 対象車種は、三菱自動車の「i」と「i-MiEV」です。同じ車なので比較しやすいかなぁと言うことで選びました。 「i」の車両価格は2WDで一番高いもので【T】というクラスで計算しようと思うので、147万円。 「i-MiEV」は補助金を受けた場合、284万円。この時点で「i-MiEV]のほうが137万円高くなっています。 さて、続いて燃費計算。 「i」は10・15モード燃料消費率が19.8km。私の近所の最近のガソリン価格は130円/Lなので、1km走行するのにかかるガソリン代は約6.5円。 「i-MiEV」は10・15モード充電走行距離160km。160円で160km走行できるので、1km走行するのにかかる電気代は1円ということになります。 「i-MiEV」の方が6.5倍ほど安くなりました。 では、「i-MiEV」で何km走行すれば、車両価格137万円分お得になるのか計算してみました。 な、なんとその距離249,000km!! 「i-MiEV」で249,000km走行するのにかかる燃費は1円×249,000km=249,000円。 「i」では6.5円×249,000km=1,618,500円。 その差額が1,369,500円となり、約137万円分「i-MiEV」がお得になりました。 「i-MiEV」で年間、約15000km走行すると16年半ぐらいで元が取れる計算になります。 そう考えると、車両価格の元を取るには先の長い話になりそうです。 と、お金のことばかりを書いてしまいましたが、やはり電気自動車は走行中CO2排出が0なので地球環境にはとっても優しい車ですよね。 これから電気自動車がどんどん普及すれば、そのうち街中を電気自動車が走っている光景が普通になるようになるんでしょう。 *燃費の計算などが間違えていたらスミマセン。 参考資料 ・三菱自動車 ・EV-ポータル
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