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第63回 めたのさえたの勝手に汚水の分類!

 先日、旦那のめたのさえたと汚水について話をしました。
 どうやら、めたのさえたの職場で汚水についての話があったらしく、その話を聞いて、「俺だったら大きく3つに分類するのに。砂糖水、便所の水、毒が入ってる水って。その方が、素人の人には分かりやすいと思うんだけどなぁ」って言ってました。
 以下は、その時のことをまとめた、めたのさえたのブログ『理系じゃけん』の「勝手に汚水の分類」からの引用です。



 めたのさえたは汚水のレベルを勝手に大きく3つに分類します(笑)。この分類方法、自分ではなかなかイケてると思うのです(笑)。


Level 1 砂糖水クラス
窒素(N)、リン(P)などの栄養塩をほとんど含まない排水です。構成元素がC、H、Oの有機物が中心。こいつらは
非常に処理しやすい。いわゆる一般的な生物処理で処理できる可愛い排水です。
処理した後は水、二酸化炭素など無害な物質に物質に変化してくれます。うーーん。全ての排水がこんな感じだったら工場排水管理は楽なのに(笑)。


Level 2 便所クラス
有機物の中にリンや窒素などの栄養塩を高濃度に含む排水です。便所から流れてくる尿や糞などに含まれていたりします。この排水はたちが悪いです。というのも
処理工程が複雑になるからです(例えば嫌気-好気サイクルや一部の物理化学的処理など)。
処理した後は水、二酸化炭素、窒素など無害な物質に変化します。ただし、リンだけは例外!!気体として存在することが無いのでリンを蓄積する細菌にいっぱいため込んでもらったりします。


Level 3 毒クラス
人体にとってあからさまに有害なものを含む排水です。こうなると通常、生物処理できないものが含まれていたり、汚水の種類ごとで処理施設を変えなければならなかったりと悪いことばかり。大抵の工場はこういう排水で悩んでいたりします。
処理した後も、毒は毒なので、集めて産業廃棄物として捨てたりします。この処理費用も高い!!最悪です。出来るだけ工場で毒は使いたくないですね〜。


汚水の種類をざっくり3種類に分けてみることによって色んな事が簡単に説明できるんです。


例えば、公害防止管理者の資格ですと水質1〜4種という風に区分が分かれています。


水質1種
Level1〜3までの排水がどんなに汚水量が多い施設でも選任OK
水質2種
Level1〜3までの排水が汚水量が少ない施設なら選任OK
水質3種
Level1〜2までの排水ならどんなに汚水量が多い施設でも選任OK
水質4種
Level1〜2までの排水なら汚水量が少ない施設なら選任OK


もちろん、細かいところは間違っていますが、素人に水処理を汚水処理を感覚的に説明する時、こういう感じで区分すると、とっても分かってもらえやすいのですよ〜。



 
 と言うことらしいのです。
 めたのさえたに言わせると、大きく分けてこの3つで説明ができるんじゃないかなぁとのことでした。


(管理人 ろど・すた子   2010.02.24掲載)


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