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第40回 食料自給率と水問題

 今回は、今話題の食料自給率に関連してコラムを書いていこうと思います。
 原油価格が高騰し、色々な食品が値上がりしている今、日本の食料自給率が低いことがよくテレビで取り上げられています。
 今現在(平成19年度)の日本の食料自給率(カロリーベース)は40%となっています。(農林水産省食料自給率の部屋」より引用)

 
 日本は多くの食品を外国からの輸入に頼っているのが現状のようです。それらの食料を日本まで運ぶために船や飛行機などを使用するため原油が高騰すると、輸送費が上がってしまい食料の価格までも上がってしまうようです。


 ここまでは、テレビのニュースでよく報道されていたので知っていました。しかし、本日、エコラムに書くネタはないかなぁと色々なサイトを見ていて面白い情報を発見したんです。
 それが、環境省virtual water(バーチャル ウォーター)というサイトです。


 このバーチャルウォーターとは何かというと『食料を輸入している国(消費国)において、もしその輸入食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要かを推定したものであり、ロンドン大学東洋アフリカ学科名誉教授のアンソニー・アラン氏がはじめて紹介した概念です。(中略)食料の輸入は、形を変えて水を輸入していることと考えることができます。virtual water(バーチャル ウォーター)HPより引用】


 この考え方を知り、「なるほどぉ」と考えさせられました。色々な食料、例えば小麦を作るにしても水は必要です。さらには、穀物を食べる牛などの家畜にはそれ以上水が必要ということになってくるんです。
 もし、カンバツなどの水不足が発生してしまうと、これらの食料が育たず輸入することが出来なくなってしまいますから。そうなると、食料の値段も上がってしまうでしょう。


 食料自給率が40%しかない日本では、必然的に海外の水に頼って生きていることになります。そのため、自国の水環境問題だけでなく、全世界の水環境問題にもっと目を向けていかなければならないのではないのでしょうか!


 日本国内の水に関しては、自分自身が水を出しっぱなしなどにせず使いすぎないなどeco活動をすれば良いと考え付くのですが、全世界の水に関しては、一体何が出来るのだろうかと考えさせられました。
 色々考えた結果、まずは食料自給率の日本で食料を無駄にしないことが出来るのではと思います。もしかすると、もっといい方法があるのかもしれませんが。。。


 日本の食料自給率から、全世界の水問題までつながるなんて、virtual water(バーチャル ウォーター)というサイトをみるまで考えもしませんでした。
 今度から食事をするときに、水についても考えながら食事をしてみようと考えさせられました。


(管理人 ろど・すた子   2008.08.27掲載)


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