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第25回 2006年 水質状況ランキング

 国土交通省が21日に、全国の一級河川(※1)の河川ランキングを発表しました。


 この報告書をみてみると、平成18年の水質調査の結果、BOD(※2)(またはCOD(※3))値が環境基準を満足している地点の割合は87%で、過去最高だった平成15〜17年の88%と同程度だそうです。
 また、調査地点の約93%でサケやアユが生息できる水質を維持しているようです。


 さて平成18年の河川ランキングは、平均水質・水質改善状況などの項目に分かれて順位がつけられていました。


 平均水質ランキングでは尻別川、後志利別川、鵡川、沙流川、黒部川、安倍川、宮川、高津川、川辺川が1位にランクインです!
 ちなみに、ワーストランキングでは、1位 大和川、2位 綾瀬川、3位 鶴見川、4位 中川、5位 猪名川となっていました。


 皆さんが住んでおられる場所の近くの河川は、ランキングに入っていましたか?


 自分の街の河川のCODなどを測定してみたいなぁと思われる方は、水質を簡単に測定できるパックテスト っていうものを利用すれば簡単に調べられますよ。


 今度、私 ろど・すた子もパックテスト を利用して、近所の川の水質調査をしてみようかなぁ。


注1 河川法において「一級河川」とは、国土保全上又は国民経済上特に重要な水系で政令で指定したものに係る河川(公共の水流及び水面をいう。以下同じ。)で国土交通大臣か指定したものをいう。
注2 Biochemical Oxygen Demand 水中の有機汚濁物質を分解するために微生物が必要とする酸素の量。値が大きいほど水質汚濁は著しい。環境白書語句説明より引用)
注3 Chemical Oxygen Demand 化学的酸素要求量。水中の有機汚濁物質を酸化剤で分解する際に消費される酸化剤の量を酸素量に換算したもの。値が大きいほど水質汚濁は著しい。環境白書語句説明より引用)


(管理人 ろど・すた子   2007.08.22掲載)


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